

以下、取材内容をご覧下さい
事故車もしっかり修正してボディーはまったく問題なし
エクサージュでの愛車診断1号車患者は佐藤征司さん。2月に購入したばかりのBNR32を持ち込んだ。全塗装も施され外観は文句なしだが機能、性能面は果たして大丈夫なのか?GT-Rライフを安心して満喫するため今後のメンテナンスおよびチューニングの方向性を探る!
R32がデビューしたのは佐藤さん19歳の時。以来あこがれの存在であったGT-Rを今年の2月に職場の後輩から譲ってもらった。多走行で修復暦ありのクルマでも定期的にメンテナンスされていたので心配はしていなかったと言う。最初にボディを全体的に点検することになった。
「確かにフェンダーを外した形跡、修正機の跡はありますが、きっちり直っているので問題はありません。修復暦ありというだけで敬遠する必要はないというモデルケースです。」田中修代表の心強い言葉に佐藤さんから笑顔がこぼれる。しかし一番の不安は見えない部分のトラブル。早速下まわりを点検開始。
ドライブシャフトに問題はなかったがステアリングラックのブーツ破れを発見。またシフトブーツからのオイル漏れも見つかった。シフトブーツ破れはありがちな経年劣化で破れるまで行かなくともふやけて密閉できなくなると田中代表。BNR32の弱点である。さらにパワステホースのオイル漏れも見つかった。
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| スロットルがストッパーに今にも当たりそうな状態だった。アイドル接点のずれなども点検し調整を施す。エンジン関係の問題はあがりすぎのブーストをコントロールするのみ |
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クラッシュのため曲がったパネル。重要部分はすべて修正されているので問題なし。ただし水抜きの穴に錆が浮いているので、今後ボディについては錆止め対策を施したい! |
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デフのフロントオイルシール劣化やシフトブーツ破れによるオイル漏れも発覚。しかしBNR32では諦めざるを得ない経年劣化。見つかったらリフレッシュする覚悟を決める! |
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ドライブシャフトのブーツ同様に経年劣化でトラブルの多いステアリングラックのブーツ破れ。グリスも飛んでいる。放っておくと車検にも通らないので早めに交換しておこう |
ボディ修正の影響なし 今後はタービンですね

ショックは全体にへたり気味でブレーキは効きませんが、13万km走っているわりに調子もよくボディもしっかりしていますね。エンジンも問題ありません。今後パワーを求めるならタービンが心配ですね。オリフィス抜きは絶対にお勧めできませんよ!
「タービンに近い場所が熱で劣化しやすいのです。放っておくとパワステが効かなくなるので交換したほうがいいと思いますよ。」しかし、パワステホースは一体化のため劣化したゴム部のみの交換は不可能。すべてを一新するしかない。
ほかにもデフのフロントオイルシールからのオイル漏れやアッパーリンクのガタ等発覚。経年劣化として受け入れるべきもので少しずつリフレッシュしていきたい。また32にありがちのトラブルとして、田中代表はカップリングファンの劣化を指摘した。「経年劣化で羽の付け根から亀裂が入ってしまうのです。佐藤さんの32も症状が出ていますね。交換しなくてはいけません。どうせなら33用を選んでください。一枚羽が多い上に角度も変わっていて32用よりも風を吸い込む設計になっているので。一回り大きいですがそのまま32に装着可能ですよ。」
放っておくと羽がかけて周辺を傷付ける原因にもなる。ちょっとした熱対策としても33用のファンに交換するのが賢明だろう。エンジン周りではスロットルがストッパーに当たりそうな状態だったため、太田政利メカニックが即座に調整。本体はすこぶる調子が良く今後も元気に走ってくれそう。
「ただし純正タービンにブースト1.1kg/cm²はいただけない。オリフィス抜きはお勧めしません。上げ過ぎを防ぐためにもちゃんとブーストコントローラーを使ってほしいですね。ブローした時にエンジンに破片が入るのが心配ですから」と田中代表。全体的に見れば距離に比べて調子は良く、ボディもしっかりしていると高評価。実走チェックから帰ってきた田中代表はひと言。「このクルマなら僕もほしいです。15万で手に入れたなんて掘り出しものですよ。大切にしてほしい!」
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