

以下、取材内容をご覧下さい
リビルトエンジン絶版となった今、頼みの綱は新品交換かオーバーホールを施すしか道は残されていない。助けを求めて田中修代表の元を訪れた一人のオーナーか新たな心臓を手に入れ、再び相棒とともに走り始めた!
生まれ変わった大切な32R。一生駆け抜けていきたい!
クラッチ交換のため、33が入庫していた。すでにトランスミッションは下ろされ.作業が始まるのを静かに待っている。
頼みの綱であるリビルトエンジンが製産廃止になって約1年。迷えるオーナーたちに手を差し伸べるべく田中代表は立ち上がった。オーバーホールプランを新設したのだ。「ただエンジンを組み直すだけではありません。ピストンやコンロッドといった主要部品はすべて新品に交換します。せっかくきれいに仕立て直すのですから、重要部品は新しいものを使用します」
こうして、田中代表の思いが詰まった『ハイクオリティースペックエンジン』は誕生した。今回登場する小野里剛さんも、出中代表にオーバーホールを依頼した一人だ。「今回の作業をお願いする前から、田中代表にはお世話になっていました。走行距離も7万qを超え、タイミングベルトやウォーターポンプの交換をすると同時に、大事を取ってエンジンをオーバーホールすることに決めたのです。本当はリビルトエンジンを載せたかったのですが、間に合いませんでした」数ある魅力的なエンジンプランの中で、なぜオーバーホールを選択したのだろうか?
「金額的な問題もあったものの、一番の理由は2.8リットルは必要なかったからです。2.6リットルでも不満はなかったので、オーバーホールを施してもらうことにしたのです」使川用途や予算など、田中代表と徹底的に話し合って最適なプランを決めたのだ。今回組み上げたエンジンメニューは、フルバランス取りを施したエンジンに、HKS製GT-SSタービンを組み合わせている。タービンはオーバーホールに合わせて用意したものではなく、小野里さんが以前に交換したものだ。タービン交換も、田中代表の手によって行われている。
完成したエンジンを搭載し、慣らし運転は小野里さん自らが行った。約1000km程度は慣らし期間を設けている。慣らし運転終了後、初めてアクセルを深く踏み込んだときの衝撃は今でも忘れられないという。「乗り始めてすぐは違いを体感できませんでした。しかし、加速しようとアクセルペダルに力を入れたときです。4000rpm〜5000rpmのエンジンの吹き上がりが鋭いんです。これが同じエンジンなのか?と驚きました」
BNR32 STD 松永光司号
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| 小野里さんが手に入れてから、変更を加えた個所は足まわりとホイール程度だ。7万kmにてエンジンオーバーホールに踏み切ったのだ |
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| 完成したエンジンはオーバーホール前から使用していたHKG製GT-SSタービンを組み合わせている。それ以外は092号で紹介した、ハイクオリティースペックエンジンの基本メニューそのままである。34用の赤いエンジンカバーは小野里さんの希望で、今回は特別に変更したものだ |
バランス取りを施したエンジンの加速の鋭さに、最初は戸惑っていた。その感覚にも慣れ、生まれ変わったエンジンを堪能している |
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取材当日は慣らし運転終了後、初来店だったためオイル交換を実施した。これですべての作業が終了し、新しい物語がここから始まる |
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術後の経過を見るため点検を行い.結果は問題なしだった。大田メカニックは休む間もなく、早速次のエンジン製作に取り掛かった |
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エンジンメニューを受けるために、工場内には2台のRが入庫していた。田中代表の元を訪れるオーナーは、いまだに後を絶たない |
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生まれ変わった相棒に感激!
小野里さんは、これが生まれ変わった相棒の本当の姿なのかと感心していた。これは、バランス取りを施した効果が現れている証拠だ。「加速感がまったく違うので、慣れるまでは少し怖かったです。エンジンが調子よくなったおかげで、今度は足まわりやボディが気になり始めました」
新しいエンジンがすっかりお気に入りの小野里さん。取材当日は慣らし運転が終了したした直後ということもあり、オイル交換を受けていた。「32が一番大好きなんです、だから、エンジンだってオーバーホールを施したのです。これからもずっと大切に乗っていきますよ」と小野里さんは力強く語った。
「最近、エンジンオーバーホールの問い合わせが増えてきました。現在の状況を伺ってみると、すでに壊れているという方も増えています。無理なブーストアップなどを施したおかげで、疲労の溜まったエンジンに大きな負担が掛かったのでしょう。どのような使い方をしたいのか、まずはご相談ください。その上で作業内容などを決めていきましょう」と田中代表からの心強い言葉。エクサージュが作り上げる上質コンプリートエンジンを、ぜひあなた自身で堪能してほしい。
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